第4回 多くの生き物がすむ大和川 | 和ホームの地域貢献

2014年10月20日

第4回 多くの生き物がすむ大和川

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 大和川は、奈良県の初瀬川の上流にある笠置山地の柘植(つげ)高原を源としています。
奈良盆地の周りの山から流れてくる支流を集めてひとつになり、大阪府と奈良県の間に聳える生駒山地と金剛山地の境目にある「亀の瀬」を通って大阪平野に流れ出ます。大阪平野に流れ出た大和川は、南から流れてくる支流(石川)を合わせて上町台地を横切りながら西へ流れ、大阪湾に流れ込みます。 
 大和川の様子は、上流から河口に至浅い川ですが、下流では川幅が広くなっています。山地を流れる川と住宅地を流れる川とでは川のるまでずいぶんと変化に富んでいます。上流では小さな様子がずいぶんと違います。その分、多様な生物がすんでいるといえます。
 
大和川の上流の様子を見てみましょう。
●奈良県側には世界遺産になった春日山原生林を含む大和高原や生駒山地などがあります。
上流には生きた化石といわれる「ムカシトンボ」もいます。(奈良市春日奥山付近)
●中流では川の底は浅くなり、砂や小石が多くなって、ところどころ深く抉られた「淵(川の流れが緩やかなところ)」が見られます。川原は広くなり、ヨシなどが生えています。春には「セイヨウカラシナ」、秋には「セイタカアワダチソウ」が群がって生えています。(奈良県安堵町付近)
●下流は川の幅が広くなり流れは緩やかになります。「ヌマガエル」「オオイヌフグリ」などが見られます。(堺市浅香付近)
●河口では大阪平野を東から西へ流れ、大阪湾に流れています。川の水と海水が混ざる所に住む生き物「スズキ」「ボラ」「カワウ」などが見られます。昔は「蜆」も採れましたが今は川底がヘドロになっているため蜆はいませんが「鰻の稚魚」の漁は、今もおこなわれています。(大阪南港)
 
 
川の水質を調べる方法はいろいろありますが、今回は生き物を観察して、調べる方法を紹介しましょう~!

・綺麗な水に住む主な生き物(BOD5mg/l未満)
クロタニガワカゲロウ ニシカワトンボ ムカシトンボ ニンギョウトビゲラ カジカガエル サワガニ アマゴ アユ
・少し汚れた水に住む主な生き物(BOD5mg/l以上10mg/l未満)
オニヤンマ ハグロトンボ ゲンジボタル マシジミ カワニナ スジエビ カワムツ オイカワ トノサマガエル イモリ ルリヨシノボリ
・汚れた水に住む主な生き物(BOD10mg/l以上20mg/l未満)
フタバカゲロウ クロイトトンボ アキアカネ(アカトンボ) ヘイケボタル クサガメ ヒメタニシ フナ コイ ナマズ
・たいへん汚れた水に住む主な生き物(BOD20mg/l以上)
セスジユスリカ ミズワタ サカマキガイ アメリカザリガニ ホシチョウバエ イトミミズ ウシガエル
・河口の辺りで塩分を含んだ水に住む主な生き物
モズクガニ フジツボ イソコツブムシ ゴカイ

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