和ホームの構造見学会の家 「土壁について」 | ブログ

2016年05月03日

和ホームの構造見学会の家 「土壁について」

以前のブログ内で「土壁」について少しお話させていただきましたが、後ほどご紹介させていただく予定だった工程も合わせて、改めて「土壁」について語らせてください!!
 
「土壁」といっても、たぶん、若い世代の人たちには、何のことかわからない人が多いと思います。
半世紀くらい前の日本の一般的な住宅では、ごく当たり前に見られた工法ですが、今では、大手住宅メーカー以下、中小メーカーでもほぼ扱っていない日本家屋の伝統構法です。
大手が扱わない理由としては、
①工期が相当かかってしまう。②根本的にこの職人さんがいなくなった、などがあげられます。
当然、①②の分だけ、価格もアップするというのも理由の一つです。
しかし、この工法は、日本の風土に最もフィットしており、再生も可能という環境にもやさしい壁で、さらに、付け加えれば、耐震や断熱にもこの上ない威力を発揮します!
和ホームでは、基本的にはこの「土壁」の家をお客様にお薦めしています。
そして、その家を今年いっぱいかけて建築しており、いつでも見学に応じております。
「土壁」といっても、その種類は千差万別で、地域によっても様々です。
従って奥が深く、さらに左官職人の腕がそこにどう絡むかがまさに「妙」といえます。
 
ざっくりとですが、「土壁」の制作過程をご紹介いたします。
「柱と柱」「貫と貫」の間に、竹を細かく格子状に組み込み、これを「小舞(こまい)」といい、そこに左官屋さんが土で壁をつくっていきます。
 

<小舞>
会長ブログ160503_土壁_3

 
普通の家の壁は「大工さん」が作るのに対し、土壁は「左官屋さん」が作っていきます。
土には、水と藁が含まれていますが、このことはまた後ほど説明します。
この土は、何度か上塗り作業をするので、「湿式工法」とも言われます。
たまに、「土壁風」の偽「土壁」はありますが、もちろん、今回の工法は、無垢の土壁そのものです。
何層かに塗られた土壁は、その中に練り込まれた藁が、耐震性を引き出し、さらに防火にも大きな効果があります。
そして、世の中で問題になっている、「シックハウス」とも全く無縁の超優良素材なのです。
和ホームでは、このような「土壁」の説明を今年いっぱい、構造見学会で実施いたします。
下記写真のような、「土壁模型」も特別にご用意しました。
また、土壁で取り沙汰されるデメリット「隙間」の解決策も、きちんと説明させていただきます。
結論を言えば、隙間などできません!
それでは、これからの「土壁トーク」も乞うご期待です!
 
 

<土壁模型>
会長ブログ160503_土壁_4

 
 

<デメリット!?「隙間」>
会長ブログ160503_土壁_1会長ブログ160503_土壁_2

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