住まいの中のアレルギー | ブログ

2017年03月23日

住まいの中のアレルギー

先日、和ホームに来られたお客様から、子どものホコリのアレルギーについて質問がございました。
一般的にはハウスダストと呼ばれる類になりますが、ここ10年、このような質問を頻繁に聞くようになってきました。

こちらはエアコンにびっしりと張り付いた「ホコリ」です。
少し気持ち悪くなるかもしれませんが、お許しください。
右側のイラストの表は、ダスキンさんの資料ですが、ホコリの種類と大きさです。
 

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大きさは千差万別で、ウイルスやたばこの煙は、1000分の1ミリで、当然、私たちの目には見えません。
そして、少し大きくなって、100分の1ミリで、ダニのフンやカビとなり、さらに10分の1ミリの花粉やダニとなります。
これらのホコリは、本当にやっかいで恐ろしいものだということをお知らせしたいと思います。
 
現代の日本の住宅は、高断熱、高気密化が進み、換気回数が減少したと言えます。
住宅に関わる専門用語で「換気の指標」という言葉がありますが、これは平たく言えば、窓を閉め切った状態でどの程度の換気が進むかということが数値化されたものです。
その結果、木造では、0.5~1.0回であるのに対し、鉄筋コンクリートでは、0.2~0.6回です。
つまり、コンクリートの住宅では、気密性が高いゆえ、空気の入れ替えが木造に比べて半分以下ということです。
その結果、ホコリなどの空気を汚染する物質も、木造に比べて倍以上の長さ滞留するということになります。
 
私が、もっとも怖いと思うのが、写真のエアコンについたカビの胞子です。
和ホームでは、特にエアコンの清掃を定期的に行うことを強くお推めしています。
その次に怖いのは、やはりダニです。
ダニは、それ自体も様々なアレルギーを引き起こす恐ろしい存在ですが、ダニのフンについても目に見えない程度の大きさであるため、赤ちゃんが吸い込んでしまう危険性をはらんでいます。
赤ちゃんを絨毯や畳に、直接寝かすことは絶対に避けてほしいです。
とにかく、私たちの住まいには、予想外の数のホコリが充満しています。
その解消には、最低、週に一回の掃除です。特にお子様のスペースにはさらに配慮して欲しいと思います。
「掃除をしない=子どものアレルギーを増幅する」くらいの覚悟をもってほしいと思っています。

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