孤食 ~子どもの幸せとは何?~
「天然木を使った木造建築&リフォームで安心な住まいをご提案」 和ホームの椎葉正四です。
和ホームでは、お客様への最善のサービスを心掛けており、そのために色々な研修や勉強会に積極的に参加しています。
また、サービス向上のためのひとつとして、私たちがなかなか気付けない、お客様への様々なサービスメニューを提供してくれているメルマガを拝読しているのですが、そこに気になった言葉がありました。
「孤食」という言葉です。
その言葉の意味について解説がされていたのですが、私はその記事を読んで、衝撃を受けました。
あまり聞きなれない言葉だったので、仕事仲間の知人に教えて頂きましたが、「孤食」とは読んで字のごとく、「孤独な食事」ということで、主に、子どもの様子を表現した言葉だということを知りました。
つまり、現代では、共働きの世帯が増え、両親と夜ご飯を共にできない子どもたちが増えてきているということらしいです。
確かに、その傾向があるのは、身近な人たちを見ていても明らかです。
とても残念なことに、子どもたちもそれに慣れてしまい、ともすれば、「孤食」を好む子どもたちも増えていると言われています。
さらに、「コショク」には、他に6つの意味があることが分かりました。
悲しいことに、すべてネガティブな言葉なのです。
「孤食」の話題に戻りますが、「小学生で9人に1人以上、中学生で3人に1人が朝食をひとりで食べる」「子どもと毎日一緒に朝ごはんを食べる保護者は半分に満たない」など、さまざまな調査結果が報告されています。
「孤食」の機会の多い子どもほど偏食になりやすく、食欲も落ちるため、「体調不良になりやすい」「元気が出ない」「精神的な満足感が得られず、情緒不安定になりやすい」といった傾向にあることも分かっています。
食卓はコミュニケーションの場であり、子どもが食経験を広げる場でもあります。
子どもの「孤食」が増えることで、食や命の大切さを知る機会が減ることになるため、そのことが子どもの発達に及ぼす影響も大きいのではないでしょうか。
現在、全国でNPOをはじめとした、こども食堂の展開が目立ってきました。
和ホームでも、すぐに取り組めるテーマではありませんが、こども食堂に限らず、何らかの形で、子どもたちとのコミュニケーションの機会や、親御さんたちにアドバイスができる子育て支援を実践していきたいと思っています。