アスベストについて | ブログ

2017年07月10日

アスベストについて

「天然木を使った木造建築&リフォームで安心な住まいをご提案」 和ホームの椎葉正四です。
 
先日アスベストについての記事が紹介されていました。
皆様も何度も聞かれた名称だと思いますが、私たち和ホームのような建設に携わる企業にとっては、より耳慣れた名称だと言えます。
 
高度成長時代には、学校や病院などの公共施設から、マンションやビル等といった民間の建物でアスベストは普通に使用されてきました。
エジプトのミイラを包むためにアスベスト繊維で織った布が使用されていたのはご存知でしょうか?
産業革命後は、アスベストの特性を生かして、その活用は世界に拡散しました。
 
日本では、昭和45年から平成2年にかけて、年間約30万トンという大量のアスベストが消費され、8割が建築資材に使用された様子です。
 

アスベストを使用した建築

アスベストを使用した建築

 

アスベストは、セメントや石灰質原料と混合し、それらの補強材として使われていました。アスベストが使われている建築資材では、波形スレートボード、ビルなどのコンクリート建築物では、天井、床、壁に吹き付けられました。駐車場でよく見られる耐火被覆、防音用として吹き付けアスベスト、石綿含有吹付けロックウールなどがあります。
2004年に製造、輸入が完全禁止されるまで、学校や病院などの公共施設から、マンションやビル等といった民間の建物にも多く使用され、残念ながら今も現存しています。
 
また、アスベストを輸出入している国があり、アジア諸国では、安全な対策がなされないまま、アスベストの健康被害が懸念されています。
空気中に微細なアスベスト繊維が放出されると、消滅することなく長時間空気中を浮遊します。その浮遊しているアスベストを、私たちは呼吸とともに吸い込んでしまいます。大きな束状のアスベストは鼻腔などでひっかかり取り除かれますが、微細なものは肺胞に到着し沈着していきます。
 

アスベストが原因の病気

 

アスベスト繊維は丈夫で変化しにくいため、蓄積されたアスベストが肺の組織に刺さり、約20年から40年の潜伏期間を経て肺ガンや中皮腫の病気を引き起こす可能性が高く、「静かな時限爆弾」といわれ恐れられています。
案外、築40、50年の建物は数多く残っていて、地方ほどその撤去率は低いと言われています。写真の様なものをご覧になれば、そこには立ち入らないようにしてくださいね。
 
 

和ホームを体感出来るモデルハウス見学会

カタログを眺めてイメージすることから始めましょう 資料請求はこちら

Copyright© 2014 Nagomi-Home co.,ltd. All rights reserved.
株式会社和ホーム
〒596-0823
大阪府岸和田市下松町1丁目7-1
建築業許可:大阪府(22)第135538号