霜月晦日(しもつきみそか)
「天然木を使った木造建築&リフォームで安心な住まいをご提案」 和ホームの椎葉正四です。
前回のブログでは、霜月(しもつき)について少々お話しさせていただきました。
今日は、11月の最後の日、30日です。
タイトルを、霜月の晦日(みそか)としてみました。
若い人には、全然なじみがない言葉かもしれませんが、
50代前後から上の年齢の方にはご理解頂けるのではと思います。
「大晦日」=「おおみそか」の言葉は、老若男女を問わず日常化した単語となりました。
毎月の最終日は、古くからは「みそか」と呼ばれてきました。
読み方としては、みそかの他に、「つごもり」「かいじつ」などと呼びます。
「晦」は月が隠れることを意味します。
「つごもり」は陰暦では、月が隠れる頃が月末にあたることから
「つきごもり(月隠)」というのが変化して
「つごもり」となったと辞書には書いていました。
そして、「かいじつ」は晦日の単に音読みだそうです。
それでは、大みそかは、「おおつごもり」と呼べるのでしょうか???
さてさて、来月の今頃は、「大晦日」です。
そして、その翌日は当たり前ですが、新年「元日」です。
元日は神様を家に迎えて、その年の幸せを授けてもらう為のいろいなお正月の風習があります。
皆様のご家庭でも、大掃除をしたり、門松、しめ飾り、鏡餅を飾ったりしませんか?
和ホームでも、良い年を迎えれるように、お正月神事は毎年かかさずに行っております。
いよいよ明日からは、12月です。
12月に入ると、何だか気分的にも気ぜわしくなってきます。
昔から12月8日が「事始め」とされていて、この日から新年を迎える準備を始めたようです。
現代では、風習や風俗が少しづつ、廃れてきております。
「家の風習」については、日本人の心というか、歳時記を感じることが出来るいい機会です。
「事始め」の話に戻りますが、
一般的には、『すす払い』と呼ばれる「大掃除」が最初の準備になります。
すす払いと言えば、奈良の大仏さんや京都の本願寺のそれが最も有名かもしれません。
ここで豆知識です。
このすす払いは、誰が行っているかご存知ですか?
お坊さんがすす払いをしていると思いきや、実は、地元の大学の山岳部などの学生達がやっているんです。
みなさん、ご存じでしたか?
確かに相当危険な作業ですから、納得ですよね。
すす払いの起源は、12月13日に江戸城で行っていたようです。
それが家屋や神棚を清める正月の準備として、一般家庭にも浸透したと言われてます。
近年では、和風の家、神棚がある家は少なくなってきています。
それでも一年間の汚れを隅々まで取り払うことで、
神様が次の年に、「ご利益」を持って訪れる
と言われています。
和ホームでも、良い1年、神様をお迎えする為に
1年の汚れを落とす「すす払い」を心を込めて実施したいと思っています。
最後まで読んで下さり有難うございました。
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