再び、住宅の2020年問題について | ブログ

2018年03月25日

再び、住宅の2020年問題について

「天然木を使った木造建築&リフォームで安心な住まいをご提案」 和ホームの椎葉正四です。
 
こんにちは、和ホームの椎葉です。
わたしは、少し体調を崩しましたが、少しずつ回復しています。皆さまは如何お過ごしですか?
「寒い、寒い」と思っていても、すぐに暖かくなるのが、ここ最近の傾向ですよね。よく、「春」と「秋」が年々短くなっていくとあちらこちらで聞きますが、確かにそうですよね。岸和田周辺でも、少し山側に行くと、梅が5分咲きで、すぐその隣で、今にも桜が咲こうとしていました。多分、満開は、ソメイヨシノの勝利かもしれません。桜は、暖かくなると一気に咲きますからね。
 

さて、今回は、前回に引き続いて「2020年の住宅問題」つまり、「新しい省エネ規制」についてお話ししたいと思います。
皆さま、日本の省エネ規制は、他の先進国に比べて甘いか?厳しいか?どう思いますか??
実は、日本の規制は、主要先進国の中では、遅れていると言わざるを得ません。その参考図をご覧ください。もちろん、各々の国の基準は異なりますが、日本以外は法制化の下、義務化されているのです。
表にございます、「2012年改正省エネ基準」というのは、東日本大震災によって、電力事情がひっ迫したことにより、今後そのリスクを軽減するために設けられたもので、当時はとても話題になりました。海外に比べエネルギー資源の乏しい日本なので、「省エネ」厳しくないとおかしいですよね。しかし、現実はそうではないのです。省エネ途上国と言っても過言ではありません。
 
特に日本が遅れている省エネ化は「熱」に関する省エネ化です。日本では住宅の窓の断熱性能最低基準は設けられていません。例えば北海道など寒冷地仕様で日本の省エネ最高等級をクリアするサッシも、お隣の韓国や中国では最低基準とさほど変わらないのです。皆さん、信じれないでしょ?それは、アメリカの全州と比較しても同様です。
 
日本は電力に関する省エネ化は熱心なのですが、熱に関する省エネ基準が低いということを皆さましっかりと覚えておいてください。現在、日本は、他の先進国から、省エネ努力をじわじわと迫られています。そして、ついに、2020年問題が目の前に迫ってきているのです。
さて、省エネ義務化になったら何が変わるのでしょうか?
これまでの省エネ基準は、外壁、天井、床、窓などの断熱性、日射遮蔽性など住宅の外枠部分が対象となっていました。しかし今後は暖房設備、換気設備、照明・給湯設備などが消費するエネルギー量を一次エネルギーの使用量に換算して評価の対象に組み込まれます。
 
この改正省エネ基準の義務化は、住宅を建てるうえでメリットとデメリットがあります。一番のメリットは、住宅の暖房効率が上がることで、光熱費が抑えられる点です。
 
現時点では、改正省エネ基準はまだ努力目標ですが、今、仮にコスト増を嫌がって家を建てられたとしても、その家はわずか数年で、省エネ基準を満たしていない家として、資産価値が大幅に減ってしまう危険性があることをしっかりと認識しておいた方が良いと思います。

改正省エネ基準の推移

先進国の省エネ規制の状況

先進国の省エネ規制の状況

 

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