京都の北山杉 | ブログ

2014年11月23日

京都の北山杉

私は、椎葉工務店の創設から、現在の和ホームに至るまで、数多くの日本家屋の建築を手掛けてきましたが、和風建築の特徴の一つとして、「床の間」があります。
床の間の発祥は、南北朝時代と言われており、江戸時代にかけて、家臣が主君を自宅に招き入れる際、おもてなしの気持ちを現わすために、座敷に掛け軸などの飾り付けができるスペースを設けました。
さらに時代が進むと、少し身分の高い庄屋や商家にも客人をもてなす目的で、座敷飾りスペース=「床の間」が広がりました。
現在では、一般的な日本家屋には、床の間がありますが、元は上位階級であることの証だったんですね。
それと、座敷の中で、床の間のある方を上座、その逆側を下座と言いますが、このことはみなさんもよくご存知ですよね(^^)
 
さて、床の間と言えば、切り離せないのが「床柱」です。
写真は、新聞に掲載されていた、床柱の王道とも言える「北山杉」です。
この杉は、京都市内から北西に少し行ったところの、北山地区の斜面から切り出されますが、日本最古の林業地とも言われてます。
川端康成の小説「古都」の舞台でも有名ですね☆
床柱になる北山杉が育つには、約30年かかりますが、それには枝打ち職人の知恵と努力が欠かせません。
ただ、最近の住宅事情で、床の間が減り、床柱の需要も最盛期の10分の1まで落ち込んでいます。
和ホームでは、長年培ってきた入手ルートで、より良質でリーズナブルな北山杉をご提供し、お客様に喜んで頂いています。写真の北山杉、幾何学的で見事ですよね!
 

<北山杉>
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