2014年12月08日
久しぶりに椎葉村のお話
今年のお盆に、生まれ故郷の椎葉村に久しぶりに帰郷し、美味しい食事や焼酎、そして何より人情を満喫してきましたが、新聞に気になる記事が出ていました。
アベノミクスの大きな柱の一つに「地方創生」が掲げられていますが、公共事業や補助金などの財政出動の多くは、疲弊した地方に落ちるというよりも、その地方の外にある業者に行きわたることが多いということです。
また、今のペースで少子高齢化が進むと、２０４０年には、全国１８００市町村の内、半分の９００近い自治体の消滅が示唆されている事態に陥っているとの報告でした。
そして、我が故郷の椎葉村にも、その危機は迫りつつあります。
椎葉村は、険しい山林が96%を占める山間部にあり、約3千人が厳しい自然環境の中で生活しています。
過疎化を食い止めるために、文化・芸術面では「ひえつき節と平家伝説の里」「民俗学発祥の地」などを全国に向けＰＲし、特産品の「しいたけやお茶、そば」のＰＲなど地域活性のための様々な取り組みをしています。
しかし、全国には危機に直面している自治体は相当数あります。
各自治体の努力もさることながら、その町村の出身者が、自分たちの故郷を守る必要があると思います。
私は、椎葉村で生を受け、天職を授かり、大阪で和ホームと椎葉工務店を起業することが出来ました。
次は、故郷に恩返しすることが私の使命だと思っています。
椎葉村のキャラクター「おつるちゃん」
椎葉村庁舎
椎葉中学校
