第2回 清流を取り戻そう | 和ホームの地域貢献

2014年09月16日

第2回 清流を取り戻そう

CRR第2話①

大和川の水質は?どの様なものなのでしょうか?川の環境を見るときには? 
・川の印象はどうか?
・川の水の臭いや色はどうか?
・川原や土手の様子はどうか?
・川の周りの様子はどうか?
・川に浮いているゴミはあるのか?
などを総合的に観察する必要があります。
 
今、大和川は国が管理する全国164の一級河川の〈水質ランキング〉では全国のワースト3です。
ちなみにワースト1位は中川(東京)、2位は綾瀬川(東京)です。
反対に最も水質が良好な河川は尻別川(北海道):国土交通省 平成23年調べ
それでも大和川の支流の石川や蘇我川の上流や初瀬川の上流ではきれいな水が流れています。
10年ほど前はワースト1の汚い水質の大和川でした。どうして汚れてしまったのでしょうか?
色々な原因があります。その1つは、大和川流域の地形にあります。
奈良県から流れてくる大和川は短い支流がほとんどで多くの雨水の確保ができていません。多く雨の降る地域が、淀川水系や吉野川水系に取られてしまうからです。基本的に綺麗な水が少ないのです。
  
なぜ?大和川は汚れてしまうのでしょうか?
それの多くは、台所や工場や田んぼからの汚い水が直接、大和川に流れ込むからです。そのため、府や県では下水処理場を整備しています。そのおかげでだんだんと大和川も綺麗になってきました。2009年奈良県の下水道普及率は73.1%、大阪府では93.2%になりました。
 行政も民間も綺麗な大和川を取り戻そうと、いろんな運動を展開しています。1980年から大阪府の大和川流域で始まったクリーン作戦はその後2009年から奈良県も参加した活動になっています。地域の住民と川掃除をしたり、魚とりや生物の観察を通じて交流をしているグループもあります。また、川の掃除を続け、葦笛を作って川の楽しさを伝えているグループもあります。大和川流域の人々は「大和川を綺麗にしよう」「大和川ともっと付き合いを深めよう」と活動をしています。
奈良の大和川の支流の佐保川では「水辺の楽校」と称して、豊かな自然のある水辺として、子ども達の水辺での遊び場、自然体験のできる川へと取り組んでいます。また、大和川の河口付近の大和川河川公園の近くの堺市にも2005年「水辺の楽校」が整備されました。
 行政の国土交通省大和川河川事務所は2005年から、水質が悪くなる2月の一週間、大阪府・奈良県の家庭に生活排水を綺麗にする実験にも協力を呼びかけています。日頃から、洗剤を使いすぎない、油を流さないなど生活を見直すことで、大きく環境がよくなります。
 行政や民間の努力でその結果、2005年5~7月、柏原市の大和川でアユが30匹見つかりました。その後2007年11月にも、柏原市の河内橋近くの砂利の中に仔アユになる直前の卵も見つかり、大和川でアユが増えていることがわかりました。
 

CRR第2話②

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